私設絵画館

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白椿の花(福田翆光)
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白椿の花(福田翆光)
11月15日にご紹介しました菊の絵の作者と同じ人です、私は此の絵を観た時に
なんとも小気味の良い絵だなというのが第一印象でした、付けたての技法でリズミカルに白椿を清楚に描いています、やはり修錬に裏打ちされた絵だとおもいます。

福田翆光
西山翠しょう、徳岡神泉の門下で主に官展で活躍した。
大正10年3月、東京美術学校漆工科本科を卒業、後研究科に在学した。 ... 福田翠光 昭和48年1月24日没. 日本画家、日展会員の福田翠光
享年77

長岡の和敬堂より求む
2010年12月11日(土)   No.361 (私設絵画館)

蜻てい白蓮図(内海吉堂)
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蜻てい白蓮図(内海吉堂)
  
 あるアメリカ人が尺八道場にやってくる、本人は自分の尺八がそこそこのものだと思っていて、吹いて見せるしかし・・・
道場の他の人は全く関心をしめしてくれないどころかただひたすらに自分の尺八を吹くだけ。
そのさまを観察していたアメリカ人、そこでなにかに気が付きます、西洋楽譜の様な音符が無いことに、音を出すだけでは無くて、音が消える消え方になにかが有ることに、アメリカ人は気が付いたのです。
それから一人ただ尺八を吹くだけ、友達が誘ってもなにを言われてもただ一人尺八を吹き続けるだけ。
此のお話は、たしか先日12月5日の日曜日に偶然目にしたテレビ番組のひとこまでした、「日本の心」無心になるという言葉をまさに実践しているんだなーと、強く感じました。
 修錬つまり鍛錬ともいえるのでしょうか?その結果、「言い様のない味が出るということなんだなー」と思わされました。
 私は絵が好きです、本で目にした事ですが、昔ある有名な絵描きさんが、道場に入門すると大変厳しく、筆の運筆を仕込まれたとの事でした、その本によると筆を持ちその手に文鎮を載せて文鎮が落ちない様にして
なんべんも、なんべんも運筆の練習をしたものだと言っております。
そんな修錬に裏打ちされてこそ観る人になにかを訴えるものが出来るんだろうなー、と感心したものです。
私は先ほどの尺八の番組を見ながら運筆の修錬と合わせてイメージしておりました。
日本人の心を実践している人たちが今なお居られる事に感慨深いものを感じたのです。

蜻てい白蓮図(内海吉堂)
骨董屋さんの店主から賛をよんでいただきました
「白蓮ぐ咲く、始めて過ごす雨の朝、蜻てい弱し、風を禁ず」と
読んでくれました、私には店主が、まぶしくみえました。
今はどうしていなさるでしょうか?沼垂白山神社前の店の主人の山田さん。
実は此の絵の作者吉堂を私は知りませんでした、とにかく私は此の絵のとりこになってしまったのです。

内海吉堂
1850*−1925明治-大正時代の日本画家。
嘉永(かえい)2年12月3日生まれ。内海椿水の子。四条派の塩川文麟にまなぶ。明治10年清(中国)にわたり,各地の名画旧跡をたずねる。帰国後文人画をえがき,30年京都の日本南画協会の結成にくわわる。大正2年の文展で「江南春靄」が入選。大正14年10月9日死去。77歳。越前(えちぜん)(福井県)出身。名は復。別号に海復。
(デジタル版 日本人名大辞典)より





2010年12月09日(木)   No.359 (私設絵画館)

「常念岳:」志賀正兆(正人)
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「常念岳:」志賀正兆(正人)
作者について、此の絵を取り扱っていた長野県松本市の手塚奈緒美さんの解説です。
作家:志賀正人(正兆)ですが、長野県出身(詳細不明)で大正〜昭和期に松本市に在住して、現:松本深志高校で美術を指導していたとのことです。
長野県展の前身、全信州美術展の創設にも関わっていたとの話もありますが、定かではありません。
長野県内とくに松本・安曇野地域には山岳作品が残されています。

私はやがて山の絵を描きたくてその時の参考になればと思い求めました。

長野県松本市の手塚奈緒美さんより求む。
2010年11月29日(月)   No.349 (私設絵画館)

飛鴨図(帰山阡蒼画)

晩秋の頃の瓢湖には鴨たちがいっぱい居ます。
聞けばなるほど、白鳥といっしょに居れば安心とのことです。
小林古径の飛鴨図(新潟県立近代美術館所蔵)はあまりにも名作としての品と風格があります。
作者は古径の門弟という事もあってか、その鴨に憬れていてもおかしくなかったと思います。
とても古径の様な名品ではありませんが、昔ほんのすこし日本画の勉強をしたときに、教材の積りで求めました。
作者は帰山阡蒼
新潟県三条市出身の日本画家
明治32年(18999)〜昭和53年(1978)享年80歳
小林古径・橋本静水に師事し日本美術院院友
画家帰山雲崖は父で帰山秀子は妹でやはり画家でした。
三条出身の画家ですが三条の静美堂にて。
2010年11月27日(土)   No.347 (私設絵画館)

鬼無里村の風景(長野県)
若い頃、白馬村から残雪の八方尾根の美しさや、乗鞍スキー場からの春秋の白馬岳の美しさに魅せられたものです、当時のスケッチは紛失して出て来ません。
かなり昔のことですが、白馬村から残雪の白い北アルプスを背にして鬼無里を通り抜け長野を経由するドライブをで楽しみました、途中の峠から北アルプスを振りかえるとあまりの美しさに、溜息が出たことを思い出します。
又戸隠から鬼無里を通り抜け白馬から大糸線沿いに下り白馬温泉に一泊した家族旅行もありました。
白馬から鬼無里への途中だと思いますが、「青鬼という地名の集落が印象に残っております。
「鬼の地名が両方付いている、鬼に関する云われが有る事だろうか?」と思いながらの旅でした。
やはり青鬼神社(善鬼大明神)様や、紅葉(鬼女)伝説があるそうです。
処で今年の10月11日だったと思いますが、NHKの特集で青鬼集落の自然と人間の関りや営みを放送しておりました、
美しい日本の自然、山里に今も暮らしている人たち、素晴らしい番組でした。
棚田100撰にも選ばれているそうです。

絵は鬼無里から荒倉山を望む霜月弐日(11月2日)とあります。
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作者は雅号「泰僊]だと思いますがどのような人か不明です、日本画の雅号だと思いますが、絵は洋画の流れをくむ写生画に近いものだと思います、きっと鬼無里に御縁のある方なんだろうと思いながら眺めて楽しんでおります。

神奈川県大和市の濱田農さんより求む。
2010年11月19日(金)   No.339 (私設絵画館)

枯れた様な絵
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私は此の絵の魅力を一言では説明できませんが何とも言えない物を感じて、手にいれました。
紙に何本ものしわがあり古びたかんじの絵です、店の主人もこの絵の作者は分かりませんとの事でした、その分格安にて手に入れる事が出来ました。
瓶掛けの炭のおき火の赤、鉄瓶から立ち上る湯気、その上には古風な電球、なんとも枯れた感じの絵です、気のせいか紙のしわがむしろその絵の枯れ具合にまた、ぴったりマッチして見えます、私は達人の絵だと直感しました。
残念ですが私は字が読めませんので、その道に明るいお付き合いのある国語の先生に読んで頂きました。
今日は時間の都合で、後ほどその内容は御紹介することにします。


作者は高倉 観崖
たかくら かんがい
明治17年(1884)〜昭和32年(1957)
現在の大分市に生まれる。旧姓安東,本名孫三郎。明治38年(1905)京都市立美術工芸学校絵画科卒業。竹内栖鳳・山元春挙に師事する。大正3年(1914)第8回文展「鴨川の春」で入選,襃状を受ける。大正4年(1915)第9回文展「密柑」。大正5年(1916)第10回文展「春の遊び」。大正7年(1918)第12回文展「浙江所見 水郷春色・宮苑の夏・山寺春色」が入選する。その後画壇を離れ,俳画を描いた。
(C)京都市立芸術大学芸術資料館

この日より私は高倉観崖のファンになりそうなのです。
2010年11月16日(火)   No.336 (私設絵画館)

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秋もあっという間に 過ぎ去ってしまいました。
少し遅いかもしれませんが菊の絵に掛け換えました。
作者は福田翠光
西山翠しょう、徳岡神泉の門下で主に官展で活躍した。
大正10年3月、東京美術学校漆工科本科を卒業、後研究科に在学した。 ... 福田翠光 昭和48年1月24日没. 日本画家、日展会員の福田翠光
享年77
2010年11月15日(月)   No.335 (私設絵画館)

もみじと鳥
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NHKニュースで長岡市のもみじ園が紹介されておりました。
遅まきながら休日を利用してようやく部屋の絵を秋の雰囲気に掛け換えました。(暦では秋は終わった様ですが)
もみじと鳥の絵、作者は山口玲熙

美術人名辞典の解説.
山口玲熙
日本画家。京都生。名は松之助。弟は日本画家山口華楊。菊池芳文・契月に学び、花鳥画を能くし俳句も手掛けた。帝展・日展入選。文展無鑑査。昭和54年(1979)歿、84才。
新発田の貴船にて求めました。
2010年11月14日(日)   No.334 (私設絵画館)

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