震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りし、また一日も早い復興と被災者への 援助の手が行き渡ることをお祈りする者です、ぜひ健康に気をつけてください。
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テレビを見て熊本県・大分県の震災でその地震の強さと多さにはおどろいています、私も新潟地震の体験者として寝ている時に余震で恐怖におびえた事を 思い出しています。 新聞記事は本日の朝刊です、役所の庁舎でさえ予算の問題で耐震補強が出来 なかった!これが現実だと思います。 私は個人の住宅の耐震診断や耐震設計・改修をを行っていますが、なかな耐震補強まで行う人は少ないのです。 年輩者は「この建物は私たちの代で終わりです」「大きなお金をかけて耐震補強をしたところで、息子たちは東京で生活しています」「帰ってくる事は無いでしょうから、このままにしておきます」「体が不自由になったら老人施設のお世話にでもなります」この様なやりとりがほとんどです、耐震診断まで負担も少なくてやられるのですが、その次のステップはこの国の住宅の持ち主にとっては負担なのです。NHKでも取り上げられますが、高齢者の経済破たんやら、その子の勤め口が無く親子2世代破たんの情報さえある中、なかなか大きな金を出して耐震補強には至らないのが現実です、新聞記事の様に、住宅の耐震化率82パーセントの数値にホントかな?と疑問さえ感じます、分母の範囲が気になります。 「昔のように、地方(田舎)に勤め先があって親子3世代でくらして、子供の声が高らか聞こえて来るような状況ならば我が家も耐震補強をするのですが」と言われたお客様の面影が目に浮かびます。
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